11/1 更新★ウィンクルム便り(お知らせとブログ)
お悔やみの心と慈しみの祈りを伝える鈴さんの花束
皆様、ウィンクルムの丘のHPにご訪問ありがとうございます。
こちら南国では春らしい明るいお天気が続く季節となりました。
ウィンクルムの丘のお庭の花壇もバラやスイートピー、チューリップ
さまざまな花たちが彩りを添えてくれています。
ウィンクルムの丘の花壇は、景観を整える為だけではなく
ここでご葬儀をおこなうご家族様のお心をお慰めし
小さな御霊たちに捧げるためにそだてられています。
冬から春の初めはお庭のお花が少ないので、
どうしても切り花を買い足さなくてはなりませんが
春の半ばから秋にかけては、育てられているお花がふんだんに使われます。
お花を担当してくださるのは、スタッフの鈴さん。
ガーデナーもフラワーコーディネーターも兼任するスタッフの鈴さんの
ちいさな御霊や野の花に対するあたたかな慈しみの心から
鈴さんのアレンジには時々野の花々も加えられます。
もちろん、普段わたしたちはお花も命あるものなので、
むやみに摘んだり、飾ったりもしないのですが
ここでは亡き子の御霊様たちが自然や野原を感じられるように
と鈴さんが敢えて野の花のアレンジをしてくださっています。
中には「雑草が飾られている?」と思われる方もあるかもしれませんが
亡き子たちに自然を見せてあげたい、感じてほしいと言うお悔やみの心です。
いつも私たちはセレモニーのついていないプランであっても
亡くなられたお子様には、事前に必ずご葬儀を行ってから御火葬を致します。
そのために毎回、生花の花束とお供え(オヤツ)を用意しております。
ですが、HPやパンフレットなどには、そう言った記載は敢えてしておりません。
それは、お帰りにお渡しするお悔やみの御灯明用の御ろうそくや
その後にお送りさせて頂く、御法要日のお知らせや絵はがきなども同じです。
(宣伝や法要で人を集める為ではなく純粋にご家庭での御供養の為のお知らせです)
中には、ウィンクルムの丘においでになって、こんなにして下さるのだから
HPやいろんなところでこんな「サービスしています」「これを付けています」
とおっしゃればいいのに、宣伝になるのに、と言って頂く時もあります。
皆様のここを知っていただきたいと言うあたたかな気持ちへの感謝と共に
必ずお応えさせて頂くのは、私たちがそれをしない理由。
「告知を一切しないのは、これらはサービスではなく、お悔やみの気持ちだからです」
という事です。
そうなんです。御火葬の前に必ずミニセレモニーを行い、花束を捧げるのも
皆様にお渡しものをするのも、おまけ的な贈り物やサービスなどではなく
亡きお子様とご家族様へのお悔やみの心だからなのです。
なので、表立ってはお知らせをしていないのです。
でも鈴さんのお花があまりにも可憐で優しさに満ちていて素敵なので
皆さんにも春を感じつつご覧いただきたいなぁと思い、今日は書いてみました。
鈴さんは、同じ花束は御つくりになりません。
一人一人の飼い主様の御話しや、お子様のお名前などを聞いてから
その日のお花たちと相談をする様にお花を摘みに出かけ
一つ一つ丁寧に花束やミニブーケを組み立てて行きます。
ラッピングも、それぞれ違っていて、とても素敵なのです。
セレモニーの時、ご家族様にお悔やみのお捧げものとしてお渡ししますが
とても素敵だからお家に持って帰ってご仏前に飾ってくださる
とおっしゃる利用者さまも多くて、嬉しく有難く思っています。
祭壇に飾られている生花、納骨堂に飾られているお花も同じように、
毎日、鈴さんがそれぞれウィンクルムの丘で出会った
ちいさな御霊さんたちを慈しみの祈りを持って偲びつつ
ひとつひとつ丁寧にお花を活けてくださるのです。
ぜひ納骨堂の本祭壇にお参りの際には、周りのお花たちもご覧になってみてくださいね。
ちなみに、アーティシャルフラワーも沢山飾ってございますが
そちらは、つたないながらも、わたくしが担当させて頂いております。
鈴さんと同じく、慈しみの祈りを持って、アレンジさせて頂いています。
亡き小さな御霊様とご家族の皆様のお心を少しでもお慰めできれば有難く嬉しいです。
ウィンクルムの丘の祈りの花束が、これからも皆さまをお慰めできます様
これからも、祈りをこめて丁寧に御つくりしお捧げしていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
総合ペット葬祭
ウィンクルムの丘